スクリーン印刷は、「水と空気以外なら、何にでも印刷ができる」と言われるほど、あらゆる素材について対応が可能な印刷方法です。
印刷には、凸版、凹版、平版、孔版の4種類がありますが、スクリーン印刷では「孔版」を使用します。スクリーン印刷に使われる「孔版」=製版は以下のような工程で作製します。
まず、アルミパイプなどで出来た四角い枠型に一定の張力で網目状のメッシュを貼り付けます。
これに紫外線硬化型の感光性樹脂を塗布しメッシュを覆います。それを印刷したいパターンでマスクして露光します。
露光後は現像して未硬化の樹脂を洗い流し、印刷したいパターン部分のみメッシュを露出させます。あとは乾燥・検査して完成です。
この完成した製版の上にインクやペーストを載せ、被印刷物の上でゴム板(スキージ)などでしごきます。
すると、メッシュの網目が露出した部分からだけインクやペーストが下に押し出され、印刷したいパターンが被印刷物に転移します。
これがスクリーン印刷の原理です。
この製版はメッシュ状のため柔軟性・弾力性に富んでおり、平面や曲面など、いろいろな形状の物に印刷できます。
また、印刷される素材も紙や布はもちろんのこと、ガラスやプラスチック、合成樹脂、金属など、多種多様に選択できます。
さらに、印刷するインクやペーストはある程度の粘性を持った液状の物質であればほとんどの物が使用可能です。
しかもその印刷厚みは使用するメッシュの密度や塗布する感光性樹脂の厚みによって精密に制御できます。
特に厚く印刷すると発色が鮮やかになったり、耐光力・隠蔽力が増したりします。
そして最大の特長はスクリーン印刷工程全体が比較的安価なプロセスだということです。
他の工法では得られない高いコストパフォーマンスを是非ご検討ください。
