株式会社ムラカミ

OUR ADVANTAGE

ムラカミの強み

ムラカミは、創業以来独自の感光材の開発に注力し、その性能と生産量において世界でもトップクラスの実力を誇るスクリーン印刷用感光材メーカーです。マイクロメートル単位の印刷を可能にするスクリーンマスク技術、そしてそれを支える感光材技術、この2つの技術のコンビネーションがムラカミの独創性を支えています。また、早くから海外展開を推進し、ムラカミ感光材は世界50か国以上で使用され、世界のスクリーン印刷現場を支えています。

感光材

中性水現像型カチオン重合系感光材開発

スクリーン印刷業界で初めて“中性水現像型カチオン重合系感光材の商品化”に成功しました。

これにより、水現像という極めて環境に優れた製品で環境という側面からもお客様の製造現場を支えてきました。

また、近年では特に力を入れて開発している製品として、重クロム酸を使用しないロータリー用感光材、Non VOC「水溶媒+中性水現像」型感光材があり、今後の用途の広がりが期待されています。

中性水現像型カチオン重合系感光材開発

PVA-SBQ感光材開発

1985年「PVA-SBQ系感光性樹脂(高精度スクリーン印刷用感光材料)の開発とその企業化」に成功したことで、第10回井上春成賞を受賞しました。

当時、スクリーン印刷用感光材は重クロム酸、ジアゾ樹脂などが主流でしたが、これら感光材はポットライフが短く、二液性で販売されるため、お客様印刷現場でこれを混ぜ合わせなくてはいけないという煩わしさがありました。ムラカミは、工業技術院(現産業技術総合研究所)で開発されたPVA-SBQ系感光材料のポットライフが長いことに着眼し、その特徴を活かした一液型感光材の製品化に成功し、お客様の製造工程の短縮化に寄与しました。また、重クロム酸、ジアゾ樹脂と比べて露光時間が大幅に短縮できるなどの優れた性能を有するなど、画期的な感光材として、世界中のスクリーン印刷業界から高く評価されました。

PVA-SBQ感光材開発

直間法フィルム

コーティング歴40年、スクリーン印刷用感光材の特徴の一つである水系樹脂に特化した特殊コーティング技術を確立しました。洗浄度クラス1000のクリーンルームでコーティングを行い、膜厚狭公差対応品の開発に取り組んでおり、その技術力の高さは世界トップクラスと言われ、ムラカミ直間法フィルムは世界中で使用されています。

直間法フィルム

生産量世界第3位

2019年世界のスクリーン印刷用感光材生産量は推計値で約12,000tと言われています。このうちムラカミ感光材のシェアは15%弱で世界第3位です。精密なスクリーンマスクを得意とするムラカミ感光材は、お客様で使用されるスクリーンマスクが比較的小さいことから、感光材使用量も少なくなることが生産量世界第3位となっている主な理由です。

生産量世界第3位

世界の感光材生産比率

感光材生産比率 世界第3位の生産量

スクリーンマスク

マイクロメートル単位の細線化と高い位置精度技術を有するムラカミのスクリーンマスクは、主に電子部品、太陽光パネル電極、タッチパネル等に採用され、世界の最先端技術を支えています。

スクリーンマスク

豊富なオプション

お客様の印刷環境とご要望にきめ細かく対応するスクリーンマスクオプションをご提案することで、高品質な印刷を支えています。採用されている製品の一例としては、グラフィック、PCB、車載部品、電子部品などがあります。

豊富なオプション

高品質を支える試験設備

各種製版試験、印刷試験を繰り返し、お客様のご要望に沿った最適なスクリーンマスクをご提供しています。

高品質を支える試験設備

グローバル展開

グローバル展開

世界中で利用されるスクリーン印刷

現在、ムラカミ感光材は世界50か国以上のスクリーン印刷市場から高い評価をいただき、グラフィックからPCB、そして微細な電子部品に至るまで幅広い製品製造に使用されています。また、感光材製造を日本、シンガポール、中国で行い、お客様の利便性の向上とリスクヘッジを強化しています。

ネットワーク

アメリカ、シンガポール、中国、韓国に出資100%子会社を置き、日本からの輸出を含め、全世界にムラカミの感光材、スクリーンマスク、そしてスクリーン印刷用資機材をご提供しています。