株式会社ムラカミ

スクリーン印刷とは

  • ※絵柄や文字を切り抜いた型紙の上から、インクや絵具などを塗り写し取る技法で、中抜きの柄を保持するための“糸吊り”が紗を張る姿の原型ともいえます。

    スクリーン印刷とは孔版(こうはん)印刷の一種です。孔版印刷とは、版自体に穴をあけそこからインクを擦りつける印刷方式です。

    その歴史を遡ると「ステンシル」や日本の「友禅染め(※型友禅・捺染友禅)」の手法・技術が基となっている、と言われています。

    それをヒントに1907年にイギリス人サミュエル・シモンが絹(シルク)を使用した、“シルクスクリーン・ステンシル“で特許を取得し、シルクスクリーンと呼ばれるようになりました。

  • スクリーン印刷は、印刷したい図柄を感光乳剤という樹脂を用いてスクリーンメッシュ上に形成し、スキージでインクを押し出すように印刷します。 (樹脂が無い部分(開口部)にインクが転写され、図柄が印刷されます)

    スクリーンメッシュは現在では絹(シルク)は使用せず、ポリエステルやナイロンなどの樹脂製のものやステンレスやタングステンなどの金属製のものなど用途に応じて様々な選択肢があります。

    またメッシュを介し柔軟性があることで、印刷対象は紙以外にも、ガラス・プラスチック・金属・布生地など、硬さや凹凸を問わず様々な素材へ印刷できることも大きな特徴です。

  • スクリーン印刷は印刷対象を問わないため、多少凹凸のあるような基材などにも印刷できます。また、使用するインキはペースト状であればよいため、インキ成分を比較的自由に設計・選択できます。

    近年の技術進歩によって、わずか10μm(人間の髪の毛1本の直径は60~80μm)程度の精細な配線が印刷可能になるなど、電気電子部品の製造におけるニーズに応える印刷法といえます。

    ※図のような微細チップ部品内の電極はスクリーン印刷により形成されるものも多い
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